パーマとカラー(白髪染めも含む)を同時に出来た方が一気に雰囲気も変えれるし、別々にわけて来なくてもいいので一緒に出来てしまった方が楽ですよね?でも美容室や担当者によっては断られるケースも多いはず!美容室でのよくある質問ですが、結論としては…
出来るときと出来ないときがあります!

ではなぜそのような曖昧な返事になってしまうのでしょうか。

理由としては大きくわけると2つあります。
1 .まず、薬事法というものがあり、カラー剤やパーマ剤は大体のものが医薬部外品という分類のものになり、医薬部外品を一緒に使うことを禁止しています。つまり同時にやっちゃダメだよ!とルールがあるってことなんですね。ですが最近のパーマ剤などには化粧品という分類のものが多くなっています。なので両方医薬部外品にするのではなく、パーマを化粧品、カラーを医薬部外品にすることで同時にかけることは可能になってきます。

2 .もう一つの理由としては、美容室でのカウンセリングにおいて、希望のスタイルにするために髪質、ダメージレベルを見て出来るかどうかを判断します。例えばブリーチを何回も繰り返している髪の毛にパーマとカラーをするのと、カラーを一度もしてない髪にパーマとカラーをするのではリスクは全く違うものになります。やはり美容師としては綺麗に仕上げて帰っていただきたいという気持ちが一番なのでお客様にあまりにも危ない橋は渡らせるわけにはいかないんですね。なのでその辺りは担当者とよく相談して決めることをお勧めします!

ただし、同時にできると言っても髪への負担は確実に大きいものになります。カラーやパーマは薬で化学反応をおこして染めたりかけたりしていきます。一日に化学反応を2回起こすのですからどうしても負担は大きくなります。時間に余裕がある方などは同時施術ではなく日にちをずらした方がリスクは少ないと思います。

最後にもう一言、同時施術する場合

● パーマをかけてからカラー⇒パーマが少し落ちる
● カラーをしてからパーマ⇒カラーの色が少し落ちる

という感じになるのでどちらを優先したいのかで施術する順番が変わってきます。白髪をしっかりと染めたい時はカラーを後にするなど、その辺りも担当の美容師さんとよく相談することをお勧めします。