そもそも髪のダメージが進むとどうなるの?
ヘアスタイルを楽しむ中で髪の毛のダメージについては気になる方も多いかと思います。ヘアカラーやパーマなどの薬剤からのダメージは想像しやすいかと思いますが、乾燥や紫外線など普段の生活の中にも髪へのダメージの原因はあります。
そもそも髪のダメージが進むとどうなるのか?
元々の髪質にもよりますが、ダメージがあまりない髪は光沢(ツヤ)があり指通りやクシ通りも滑らかで弾力(ハリ)がありますが、ダメージが進むとそれらは損なわれ、パサつきやゴワつきを感じるようになり、スタイルがまとまらなかったりします。
クシ通りが悪くなると絡みやすくなったりし、切れ毛などの原因にもなったりしますので、傷んだ状態がさらなるダメージの原因になるなど、悪いサイクルに陥りがちに・・・

どうして髪は傷むのか?
毛髪へのダメージの原因には様々なものがあります。
① カラーやパーマなどの薬剤によるケミカルダメージ
② 強い日差しからくる紫外線ダメージ
③ ブラッシングやタオルなどとの擦れからくる物理的ダメージ
④ ストレートアイロンやカールアイロンのよる熱ダメージ ,etc.
というように、ざっと代表的なものでこのような原因があります。
しかし、実はこれらは普通にカラーやパーマでオシャレを楽しんだり、日常を過ごす中で避けては通れないものなのです。

傷んだ髪は治る?
「傷んでもトリートメントなどで治るから大丈夫」というのは残念ながら間違っています。
髪は爪などと同じで、生きた細胞ではなく毛根から押し出されている角質で、一度傷んだ髪は「治る」なんて事はありません。
髪の毛は月に約1cm前後のびるので、例えば胸くらいまで長さがある方の毛先は3年から3年半くらい生え始めから月日が経っています。
一度傷んだ髪のダメージが治らないということはその期間のダメージが蓄積した毛先という事になります。
これは実際にお客様に説明すると多くの方が「そんなに長い期間なの?」と驚かれます。

特にロングスタイルの方・これから伸ばしていきたいとお考えの方は大事
前置きが長くネガティブな内容ばかりになってしまいましたが、日々の扱い方次第でかなり改善できます。
レングスの長い方やこれから頑張って伸ばしていきたい方は特に重要です。
私たちもできればカラーやパーマも楽しんで頂きたいですし、日ごろのスタイリングもやってオシャレで過ごしていただきたいと思っています。
オシャレとヘアダメージは切っても切り離せないので上手に付き合っていくことが重要です。

大切なのは少しの意識と少しの手間
ここまでケアが大切といっても手間が多かったり大変な内容だったりだと長続きしません。
大切なのは続けられる日々のケアです。
① 濡れたままにしない
② 絡んだ時に無理なブラッシングをしない
③ タオルで毛先の水気をとる時にこすらない
この3つがお風呂やシャワー後に気を付けるべき点です。
実は髪の毛は乾いている時よりも濡れている状態の時が傷みやすいデリケートな状態なのです。この3点を意識して続けることが日ごろのケアの基本です。
また、乾かす前にアウトバスタイプのトリートメントを使用していただくと、より効果的です。

痛みが進んで扱いにくい
すでにダメージが進んで扱いにくくて困っている。そんなお悩みには美容室でのトリートメントをおススメします。
「傷んだ髪は元に戻らない」ですが、一時的にダメージ部分を補ってくれて扱いがとても楽になります。