以前、ムラシャンの特集記事の際に少し触れた「リンケージトリートメント」
今回は、どんな髪質の方に向いているのか、どんな特徴があるのか、他のトリートメントの違いなどについて、施術取材をさせていただきながら更に詳しく教えていただきました。

リンケージ

目 次

1. 髪の構造はのり巻き状!?
2. リンケージトリートメントとは?
3. まずはのり巻きの「具」!内部補修から♪
4. バラバラの「米」を結合&固定!
5. 最後は「のり」=キューティクルの補修♡

1髪の構造はのり巻き状!?

「私たち美容師は、髪のことを勉強するときに、髪の断面図を“ のり巻き ”にたとえて覚えたりするんですよ^^」
取材中に美容師さんがこんなことを教えてくれました。

のりまき

「え?のり巻き??」聞いてみると、髪の断面構造は“ のり巻き ”に似ていて、「具」「米」「のり」の3層に別れているのだそう。
「具」の部分が「髪の一番中心の芯」の部分で「、米」の部分がその外側にある「毛皮質」、そして「のり」の部分が「キューティクル(毛表皮)」という見方をするそうです。単に「芯、毛皮質、毛表皮」と言われてもイメージが湧きませんでしたが、こののり巻き構造を教えてもらうと、とってもわかりやすいですね!次はこの「のり巻き構造」に置き換えて、リンケージトリートメントの3ステップを詳しく、わかりやすく教えていただきます!

2リンケージトリートメントとは?

以前、ムラシャン特集の記事内で少しご紹介したグランドリンケージトリートメントについて、今回は、モデルさんの施術体験取材をしながら、前回よりさらに詳しく教えていただきました♪グランドリンケージは3ステップ方式で、毛髪内部のタンパク質の切断と流出を防いで結合し、カラーしたてのまとまりのある綺麗なスタイルを保ちます。髪質タイプ別に3種類あります。
◆シルキーリュクス(S):さらさら ( 軟毛向け)
◆ウィローリュクス(W):しなやか ( 普通毛向け)
◆ヴェロアリュクス(V):しなやか ( 硬毛/クセ毛向け)

のりまき2

施術前に、まずは美容師さんにそれぞれのステップについて更に詳しく役割と効果を教えていただきました!それぞれにどんな効果があるのでしょうか???

3まずはのり巻きの具!内部補修から♪♪

のりまき3

シャンプー後の最初のステップ1は内部補修!のり巻きの中心「具」=「毛髄質」に当たる部分です。この部分はケラチンという髪の保湿機能があり、髪が太い人ほどこの量が多く、細い人ほど少なくなるので、細毛や猫っ毛の人にはない人もいるとか。(赤ちゃんの髪にはないそうです!)
ステップ1では、このケラチンに栄養分を補給してタンパク質繊維が切断されるのを防ぎ、まとめる役割があるそうです。
毛髄質の機能をしっかり補い、芯から潤いのある髪質に導きます。

4バラバラの「米」を結合&固定!

のりまき4

ステップ2はのり巻きの「米」部分である髪内部のタンパク質の補修!
カラーや縮毛矯正などにより切断されたタンパク質を栄養分で固定、結合を形
成します。
これにより、髪にハリやコシが蘇ります♪♪

5最後は「のり」=キューティクルの補修♡

のりまき5

最後の3ステップ目はのり巻きの「のり」。こちらは髪の表面のキューティクル補修と、カラーした髪の退職抑制に効果を発揮♪ステップの1、2で栄養補給と内部補修で髪にハリ、コシを蘇らせ、最後に外側のキューティクルを整え、補修、コーティングしていくことで手触りの向上と持続を実現します。

グランドリンケージトリートメントの3ステップ、いかがでしたか?
それぞれの役割と特徴、効果がよくわかりましたね。
次のコラムでは、実際に髪にお悩みをもったモデルさんにリンケージトリートメントを施
術体験していただきました。
トリートメント効果を長く継続させるためのホームケアアドバイスなども教えていただい
たのでご紹介していきたいと思います^^ビフォーアフターもお楽しみに!
出典:株式会社ミルボン